2011年8月11日木曜日

写真圧縮の理論とプログラムのはなし

定例セミナーのお知らせ

 毎日これほど暑いと節電どころではないということで、朝からエアコンを使っていますが、みなさんはどうされていますか? ところで、しばらく夏休みを頂いておりましたが、917日(土)に定例セミナーを開催することにいたしました。

 少しでも関心のある方は、どうぞ気軽にお越しください。テーマなどからかなり参加しにくいと感じる方もおられるかもしれないのですが、この会のモットーは、専門家でない方を対象に、その道のベテランの方に分かり易い話をして頂くことです。創立当初からの考え方なのです。    

 そこで、今回は、情報理論一筋の佐藤創さんには、最近の話題の一つであるデジタル写真の伝送をしたり、保存したりする場合の圧縮に際して、そこで用いられている理論についての解説をして頂きます。そして、2人目は、プログラムに関する多くの著作のある上坂吉則さんに、誰にでもすぐに使いこなせる無料で簡単にダウンロードして使えるソフトウエアを紹介して頂きます。

 以下、詳細な開催要項ならびに申し込み要領です。

            記

日時:2011917日(土)14:00~17:30

場 所:武蔵大学 教授研究棟2階 02E会議室
       (練馬区豊玉上1261
交通:西武池袋線江古田駅または桜台駅徒歩6
     都営大江戸線新江古田駅徒歩7
  ほかにバスなどの便があります。以下のURLを参照してください。
  アクセス: http://p.tl/f9TB

 プログラム:
IT最新事情~専門家にやさしく解説してもらおう~』

14:00~15:10  司会:服部泰夫(ピーク コンサルタンティング グループ㈱)

『ウェーブレットと画像の圧縮』
   スピーカー:佐藤 創(専修大学)
     コメンテーター:梶田ひかる(高崎商科大学)
概要
 ウェーブレットは文字通りウェーブ(波)の「切れ端」です。
 ウェーブレットは1980年代にフランスで誕生した数理的な方法論です。それまで周期的な波はフーリエ解析されましたが、必ずしも周期的でない波の解析のためにこの新しい技法が生まれました。

写真などの画像は波の切れ端を合わせたものと考えることができ、ウェーブレット解析が適用できます。

私の話しは波とは何であるかに始まり、ウェーブレット理論のすばらしさとその画像圧縮への応用について解説をします。
  
15:1015:30 tea break

15:30-16:40   司会:一樂 信雄(武蔵大学)

VPythonで遊ぼう』  
       スピーカー:上坂吉則(山梨英和大学) http://p.tl/QcDh
     コメンテーター:森田将史(日本IBM

VPythonはフリーのプログラミング言語Pythonに行列演算や図形描画のための関数群(モジュール)を集積した言語です.これは数値計算,可視化からネットプログラミングまで360度の適用範囲を持つという特徴を持った使いやすいインタープリタです.

ここでは,特に可視化の内,3次元空間内でのグラフィックスが「こんなに簡単にプログラミングできますよ」ということを中心に実演的に紹介します.卒研や修論での利用のほかにアンチエイジングのためのブレインエクササイズにも・・・と考えられます. 
16:40-17:30  フリーディスカッション
           司会:湯野川恵美(ヒューマン・システム㈱)

17501930 懇親会 (場所は学内を予定)
          
参加費:1,000円(学生/院生:500円) 懇親会費:3,000円
参加お申し込みは、ここからお願い致します。
 
携帯の場合は、http://p.tl/43Tg から申し込みをしてください。
申し込み締切日:9月15日(木)
ただし、定員30名になり次第締切りますので、お早めにお願いいたします。
                 以上。